初心者でも簡単!楽譜の読み方のコツを一挙紹介!!

音楽を始めたばかりの初心者の方が最初にぶつかる壁。

それは『楽譜の読み方』ではないでしょうか?

「楽譜なんて読めなくてもいいよ」

という安易なことをいう人の言うことを聞いてはいけません。

DTM主流に時代、楽譜の読み方や書き方が軽視されていますが、これはよくありません。
楽器の演奏でも作曲でも絶対に楽譜の読めたほうがいいです。

今回の記事では楽譜の読み方のコツを紹介します。

楽譜の読み方のコツ① 複数の読み方に慣れる

楽譜の読み方で少し厄介なのは、使用される言語が多いということです。
それほど数は多くないので、それらすべての言語で読めるようにすると良いです。

学校の音楽の授業では日本語やイタリア語がよくつかわれていましたが
ポピュラー音楽の世界では英語がよく使われます。

ポピュラー音楽ではハ長調といった表現はほとんど使われません。

Key in Cといった表記が使われます。

「キーがCメジャーの場合・・・」

こんな風に使われています。

ちなみに調のことはKey(キー)と呼びます。

例えばKey in Cと書かれていた場合、それはハ長調のことをいいます。
Key in Fmならヘ短調のことです。

以下の図は音名を様々な言語で表したものです。

一番下のローマ数字はディグリーネームのときに使われます。
IM7とか Ⅴ7という形で使われるので必ず覚えましょう。

音名とコードネームの英語表記には注意が必要です。

ドミソで構成されたコードをCというのですが読み方はシーメジャーです。
音名のCはドのことを表しています。
Cと書かれていた場合、コードネームなのか音名なのか
見た目では区別がつきません。

ただし、楽譜で音名のCが使われる可能性はほとんどありません。

よって楽譜にCと表記されていたら
それはコードネームと思っていただいて大丈夫です。

楽譜の読み方のコツ② 真ん中の『ド』を覚えよう!

 

真ん中のドをC3と呼びます。
※ピアノメーカーによってはC4と呼ぶ場合もあるので注意が必要です。

楽譜や鍵盤上には『ド』の音がたくさんあります。
「ドを弾いてください」といってもどのドを弾けばいいのか分かりません。
そういう問題を防ぐために真ん中のドをC3と定義するのです。

『真ん中のドの1オクターブ上のC(ド)はC4』

楽譜の読み方のコツ③ ヘ音記号の簡単な覚え方

ヘ音記号の楽譜の読み方を覚えるのに苦労されている方もいるでしょう。
ちょっとしたコツがあるので紹介しますね。

ト音記号とヘ音記号の真ん中のドの位置を覚えましょう。

ト音記号とヘ音記号の違いは3度になっています。
ですから同じ場所にあれば3度高めればいいのです。

これをヒントに覚えるといいでしょう。
※厳密には1オクターブと6度の関係です。

ピアノ伴奏の場合はC3より下の音も頻繁に使われるので
「ミ」(E2)辺りまでは読めたほうがいいです。

「ミ」(E2)の読み方にはコツがあります。

棒が3本あってそれがカタカナのミに見えます。

「ちょっと無理がある(笑)」と思われた方もいるかもしれませんが
そう思えばそう見えてくるものです。

あわせて読みたい
『ハ長調のコード進行しか分からない』から今すぐ抜け出す方法

 

ここで初心者の方がよく陥るダメな覚え方を指摘しておきます。
音名をある音から数えるのは出来れば止めたほうがいいです。

例えば

「これがドだから、ドレミファソラ、この音はラだ!」

残念ながらこういう覚え方は全然ダメです。
数えるやり方は時間がかかりすぎるのです。

曲を作るのにも楽器の演奏でもその音が何の音なのか
楽譜を見た瞬間に理解出来なければいけません。

そのためには初心者向けの簡単な楽譜を購入し
ひたすら楽譜を読む練習するのがいいでしょう。

最後のひとこと

 

今回は初心者のための楽譜の読み方を解説しました。

先ほど述べたように本を読んで学ぶだけでなく
簡単な楽譜を買ってきて楽器を弾いたり音符を読むといいでしょう。

楽譜の読み方に関しては「習うより慣れろ」で覚えるのがオススメです。

とにかく数をこなして経験を積むと次第に読めるようになります。
ですから、今楽譜が読めなくても何も心配する必要がありません。

最初は誰でも読めませんが、ちょっと勉強すればだれでも読めるようになります。

「楽譜なんて読めなくてもいい」という言葉に惑わされず
キチンと学び基礎の力を身に付けましょう。

基礎はどんなに年月が経ってもあなたの音楽活動の支えとなります。

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