生ドラムとは一味違うドラムマシンでリズムパターンを学ぼう

ドラムマシンとはシンセサイザーなどで作られた音で構成されたドラムのことで
シンセドラムとかリズムマシンとも呼ばれることがあります。

ローランドが開発したTRシリーズ(TR-808やTR-909)が有名です。
これらは1980年代前半に発売されましたが、現代でも使われることがあります。

今回はこのシンセドラムの基礎を解説します。

今までに投稿した『0から編曲を学ぼう』の記事はこちらから読めます。

とにかくまずは4つ打ちを覚える

ダンスミュージックで最も多く使われるリズムパターンは4つ打ちといっていいでしょう。
4分の4拍子で正拍(1・2・3・4の拍)にキックを入れていきます。

ハイハットの裏拍を強調する特徴があります。
裏拍を強調するテクニックはいくつかあるので譜面で確認しましょう。

スネアは2と4拍目に入れるのが普通ですが
例えばEDMやトランスなどではフィルイン以外ではスネアは一切使わないこともあります。

キックとハットだけでも十分リズムとして成り立っているのです。

また、ドラムマシンの場合は生ドラムと違い
スネアとキックを同時に鳴らすことは珍しくありません。

スネアの代わりにクラップが使われることがあります。

クラップとは手拍子のことですが、人間が叩いた音ではなく
シンセサイザーで作られた音を使うのが一般的です。

スネアとクラップを同時に使うこともあります。

4つ打ち以外のフレーズを作るには生ドラムと同様の考え方でもいいでしょう。

同じ8ビートでもドラムマシンで演奏すれば生ドラムとは違った印象を与えることが出来ます。

ドラムマシンのフィルインも生ドラムと同様の作り方でいいと思います。

ダンスミュージックに多いのはスネアやキックの連打です。
キックを連打したときにはブザーのような音になります。

最後の音符は128分音符です。

一小節に128の音符が入るということですから
一拍に32の音符を詰め込んである状態です。
そうすると「ビー!」というブザー音が作れますよ。

ドラムマシンも生ドラムも常に複数の音を鳴らす必要はありません。
Aメロではキックのみにして、徐々に音を足して盛り上げていくというアレンジがよくあります
キックも最初は1拍目だけで、盛り上げるために数を増やすことがあります。

特にドラムマシンにいえますが、キックやスネアなどを
別々のドラム音源の音を使うことは珍しくありません。

自分の曲にふさわしい音を様々な音源から探し出しましょう。

【編曲初心者シリーズ4】低音で曲を支えるベースのフレーズの作り方のコツ

ドラムマシンにSE(効果音)を加えてみよう

サビの前などには様々なSEが使われています。

これらのSEをいくつか紹介していきたいと思います。

まずはサビの前でよく使われるリバースシンバルです。
クラッシュシンバルの音(オーディオ)を逆再生するだけで簡単に作れます。

Cubaseならば、まずシンバルの音のみをオーディオ化してそのデータを読み込みます。
次にAudio→処理→リバースでオーディオ素材を反転させることが出来ます。

※DAWのソフトによって操作方法は異なります。
※Cubaseもバージョンによって操作方法が異なる場合がありますのでご了承ください。

タイムストレッチを使ったり、ピッチシフトを使うことで好みの音を作ることが出来ます。
もちろんエフェクトを使うのもいいでしょう。
オーディオ化する前にドラムソフトでシンバルの音をある程度作っておくのもいいと思います。

サビの前では他にも「ギュイーン」というSEがよく入ってます。
これには正式な名称はない思いますが、私はアップリフターとかダウンリフターと呼んでいます。

クラップに深めのリバーブをかけると「パーン」という破裂音のような効果音が作れます。
他にはサビに入った直後に「ドォーン」という低音が鳴り響くSEが入っていることもあります。
私はインパクトと呼んでいます。

言葉の説明だけでは分かり辛いと思いますので、実際に音を聴いてみましょう。

アップリフター→ダウンリフター→インパクトの順です。

これらのSEを上手に扱えるようになると曲のクオリティも上がっていきます。
サビの直前など盛り上げたいときに使うと効果的でしょう。

SEは自分でも作ることが出来ますが、ソフト音源やサンプリングCDには
様々なSEが入ったものがありますのでこれらの出来上がったSEを使うのが手軽でオススメです。

ループ音源のテンポはタイムストレッチで調整する

 

ループ音源はオーディオ化されているのが一般的です。

BPMが130などと決まっていて、このまま使用すると
自分の曲のテンポに合わず、ずれることがあります。

この問題を解消するにはタイムストレッチという機能を使います。

オーディオ素材のループ音源のテンポを自分の曲に合わせて伸縮させることができるのです。
タイムストレッチの使い方はDAWソフトごとに違うのでマニュアルで調べてみましょう。

4つ打ちのドラムフレーズにループ音源を加えた音源を用意したので聴いてみましょう。

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オーディオループ素材のフレーズを作り替える

 

オーディオ素材のループ音源はフレーズを作り替えることは困難です。

ただし、エフェクトを使って少し工夫することでフレーズを組み替えることが出来ます。

例えばドラムのループ音源で

「上モノのハイハットのフレーズが気に入ったがキックの音が気に食わなかった」

とします。

このままだと使用するのを断念してしまいますが
フィルター(又はEQ)でローをカットするとキックの音が消えて
上モノのフレーズだけが残ります。

そして別のループ音源や自分で用意したキックと合わせて使用すればいいのです。

参考音源を1つ用意したので聴いてみてください。ループ音源→ローカットの順です。

ローカットされたフレーズはキックの音が消えているので
別のキックのフレーズを加えればいいのです。

今までに投稿した『0から編曲を学ぼう』の記事はこちらから読めます。

最後のひとこと

今回はドラムマシンの基礎からループ音源の使い方まで
少し幅広く解説してみました。

何か参考になった点がありましたか?

新しい発見があればそれを知識にするだけでなく
実際に自分の曲でも使ってみましょう。

最初はうまく作れなくても試行錯誤を繰り返すことで上達していくのです。

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