【初心者の疑問】作曲と編曲のやり方を一から教えてください!!

作曲や編曲に興味を持ってこれから勉強しようと思っているあなたに朗報です。

今回の記事ではメロディーに対してどのようにコードをつけるか?
といった具体的な作曲講座ではなく

「こういう曲の作り方もあるよ」「こういう道具があると便利ですよ」

という作曲活動を始める前の準備について紹介していきます。
いくつか紹介しますので、自分にあった作曲法が見つかると思いますよ。

作曲と編曲の違いとは何でしょうか?

今回の記事では

・作曲はメロディーとコードを作ること
・編曲はそれに伴奏をつけるもの

と簡単ではありますが、このように定義して話を進めていきます。

「作曲をするために準備しておくものはありますか?」

初心者の悩みのひとつですよね。簡潔にお答えします。

メロディーを作るだけならば必須の道具は存在しません。
なぜなら自分の頭の中で作曲が出来るからです。

記憶力が優れているならばともかく、ひらめいたメロディーを忘れてしまわないように
記録するソフトは必要でしょう。
私もかつていいメロディーがひらめいたのに忘れてしまって、悔しい思いをしたことがあります。

私はお風呂に入っているときによくメロディーがひらめくのですが、
風呂から出ると
「あれ?どんなメロディーだったっけ?」という悲劇を何度か味わいました。

そうならないように、あなたはスマホでもいいので自分でメロディーを口ずさんで録音しておきましょう。

音感が鍛えられている人ならば脳内でメロディーにコードをつけることも出来るでしょう。
私は使ったことがありませんが、フリーのソフトでもいいので
データ化して保存しておくことをおススメします。

もう少し本格的に作曲をやりたい、例えば編曲にも興味があるならば
パソコンとDAWソフトとMIDIキーボード(ケーブルも)を用意するといいでしょう。
歌やギターを録音するならオーディオインターフェイスも必要になります。録音しないなら不要です。

作曲のやり方の順番ってあるの?

音楽というのは作曲と作詞と編曲そして歌い手と様々な人が関わって作り上げられています。
曲つくりに順番に決まりはありませんので初心者ならば初めから「これだ!」と決め付けずに色々試してみるといいと思います。

以下に作曲法を紹介するので興味があるものからはじめてみてください。

・曲先(きょくせん)

曲先は鼻歌などでメロディーを作ってからコードをつけていきます。
このあとに作詞したり編曲を行います。
曲が先というそのままの意味です。

印象的なメロディーの作り方は○○が鍵を握っている【作曲講座】

・コード進行が先 

楽器でコード進行を弾きながら鼻歌でメロディーを作るやり方です。
コードを先に作るやり方はプロでもやっているので真似してみてください。

【コード進行のまとめ】初心者が覚えるべき8つのパターンを紹介!!

・リズムを先に作る

テンポを決め、リズムパターンを作ってからメロを作るやりかたです。
BPMを設定しドラムのフレーズを作りそれに合わせてメロディーを乗せます。

ドラムの作曲『リズムパターン』を覚えよう!!【編曲初心者講座】

・詞先

作詞から作曲する方法です。字数が決まっているのでこの方法がやりやすいという人もいますよ。
私は苦手ですが・・・ 😥

・映像作曲 

誰かをイメージして作曲するならばそのアーティストのPVを音量を0(ミュート)にして流し、
その映像に合うような曲を作る方法です。
私が考えたやり方です。
アーティストのイメージにそぐわない曲を作っても採用されることはありませんので、このやり方はおススメです。

・脳内作曲

提供するアーティストが決まっているなら、そのアーティストの歌声に合わせて脳内で曲を作ります。
曲を作ってから歌わせてもいいでしょう。

編曲に必要な道具は何ですか?

スマホでもある程度のことは出来るかもしれませんが、パソコンは必須でしょう。

初めから高機能なソフトを使わなければスペックもそれなりで十分だとおもいます。

CPUはcore i3以上
メモリは4GB以上

くらいが目安だと思います。

これを下回るスペックはできるだけ避けましょう。

作曲と編曲に不可欠、DAWや周辺機器について

DAWのソフトにはCubase,protools など様々あります。
商品の説明欄を見てもよくわからないというのが本音でしょう。

まずは自分のパソコンのOSを調べておくのが賢明です。

なぜならウィンドウズでは使えないとかマックだと使えないソフトがあるからです。
機能が優れているという話の前に自分のパソコンで使えるかをチェックしましょう。
「Windows7はサポートしていない」という可能性もあるので気を付けてください。

MacにはGarageBandという無料のソフトが初めから付いているようなので、
それを使うのもいいと思いますよ。

私が愛用しているCubaseはウィンドウズでもマックでも使えますし、
使用している人が多いのでネットでの情報も多いのが特徴です。

ソフトの音を確認するにもMIDIキーボードは必須でしょう。
PCにつなぐケーブルはUSBケーブルが手軽でいいと思います。

MIDIキーボードも種類が豊富ですが初心者ならば音を確かめられればいいので、
鍵盤の数もそれほど多くなくてもいいでしょう。
49鍵くらいあれば十分です。
もっと少なくてもいいでしょう。

ピアノを習っていて、ガンガン弾きたいというならばもっと鍵盤数が多いものを選んでください。
ピアノを弾くならサステインペダルもセットで購入するといいでしょう。
サステインペダルは普通のピアノにも付いているペダルと同じで、
踏んでいる間は鳴らした音が指を離しても鳴り続ける機能です。
必須ではありませんがあると便利です。

あとはピッチベンドホイールが付いているかもポイントです。ギターのチョーキングとかで使えます。

ただ、最近のソフトは優れていますからキースイッチでチョーキングが使えたりします。
キースイッチとはある音を押さえながら鳴らしたい音を押すとチョーキングがかかるという仕組みのことです。

MIDIキーボードに内蔵音源は必要ないと思います。

要するにDAWソフトのなかにピアノやドラムの音源があって音を鳴らせるので、
MIDIキーボード自体は音源なしの安いもので十分だと思います。
このあたりも好みによりますけどね。

オーディオインターフェイスは先ほども述べたように歌やギターを録音するなら必要で、しないなら不要です。

モニタースピーカーやヘッドフォンもあるといいですが、最初は手元にあるもので十分でしょう。

ボーカルを録音するのに必要なのがマイクです。ダイナミックマイクと コンデンサーマイクと2種類にわかれます。
SM58あたりから手を出して試してみるのがいいのではないでしょうか。

必要最低限のものを挙げてみました。これだけあればDTMで作曲できるでしょう。
あとは足りないものを後から付け足して言えばいいのです。

経験を積むことで物足りなさを感じるようになるのでそこで機材をそろえていけばいいでしょう。
何も分からないうちから全てをそろえる必要はまったくありません。

学生の場合は学割がきくので、利用しない手はありませんよ。
アカデミック版と書かれているものは学生なら安く買えます。

【初心者必見!】編曲家になるにはどんな勉強をしたらいいの?

編曲のやり方の順番ってあるの?

機材がそろいましたらさっそく編曲を行ってみましょう。

編曲にも決められた作り方の手順はありませんので自由にやってもらってかまいません。

ただ、初心者に「自由に作っていいよ」と言ってスムーズに編曲できる人はなかなかいないでしょう。

そこで私の経験に基づき、いくつか助言を送ります。

あくまでも私のやり方ですから合わない人もいると思います。
その場合は参考になるところだけ作曲活動に取り入れてください。
メロディーとコードはできているという前提で話をしていきます。

曲はイントロから始まるのでイントロから作ろうと考える人もいるかと思いますが私はまったくおススメしません。

なぜなら、なんら手かがりがない状態で印象的なイントロを作ることはきわめて困難だからです。

楽曲の構成にもよりますが最初のサビが終わった後に
イントロと同じフレーズが出てくることがあります。

ですから、イントロはサビの後のフレーズと考えたほうが作りやすいです。

この場合はサビのアレンジを先に終わらせておき、その後に自然につながるフレーズは何かと考えると
美しいイントロが作れることがよくあります。試してみてください。

イントロの作り方の3つのコツ!最初に出てくるという考えを捨てる

以上の点から私はイントロを後回しにしてサビのアレンジから始めることが多いです。

コード進行が出来ているのでAメロBメロサビのベースをルートで鳴らしドラムのフレーズを作ります。

その後、ピアノやギターを初めとするコードを担当する楽器を入れていきます。
シンセパッドで薄くコードを入れることもあります。

後から手直ししますので、この段階ではラフなアレンジで構いません。
この段階でだいぶ曲らしくなっているはずです。

そしてサビのアレンジを作りこんでいきます。

ストリングスやブラス、シンセなどを入れていきさらにギターやベースドラムのフレーズも作りこんでいきます。

ここからは色々ありますが私はイントロを先に作ります。理由としては曲の全体像を早めにつかみたいからです。

音楽は曲が始まってから終わるまでの展開が大切で
常に同じような楽器で同じようなリズムが続くと単調になってしまいます。

ですから、イントロをここで作っておき、その後間奏やDメロを作っていきます。

間奏やDメロでは今まで出てこなかった楽器を使ったりするのです。
そうしてリスナーに新鮮さを与えるのです。

あとは落ちサビ(静かなサビ)を作り、最後のサビに一工夫いれて
アウトロを作って終わりです。

大まかではありますがこんな感じで私は編曲しています。

どんなにDTMの勉強をしても名曲を作れるようにはならない

最後のひとこと

作曲や編曲の経験者だとなかなか初心者がどういう悩みを
抱えているか想像できずに苦労しました。

自分が作曲を始めたころを思い出して記事を書きました。

DTMに関する機材は高価なものが多いですから
一度に全てをそろえるのはリスクが高いです。

「自分では使いこなせなかった」とかそもそも自分の環境では使えないこのような問題も起きますからね。作曲の経験をつみながら情報収集して徐々に成長させていくのがいいでしょう。

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