「コード進行の勉強をしたいんだけどあまりいい本がないなぁ」
「ハ長調のコード進行は覚えたけど他の調は自信がない」
そんな悩みを抱えたあなたに朗報です。
『自分に合う練習曲がなければ自分で作ってしまえばいいのです!』
「練習曲って自分で作れるのかな?」
と疑問に思われる方もいるかと思いますが全然大丈夫です。
楽譜作成ソフトを使うとほんの数分で作れますよ。
ソフトがなくても作れますがあると大変便利です。
今回は実際に私が作った練習曲の作成法を紹介します。
もし、まだハ長調以外のコード理論を十分に学んでいないならば
以下の記事に詳しく書かれていますので参考にしてみてください。
初心者でも色々な調のコードに対応できるようにする
おそらくあなたもコード進行を学ぶときにKey in Cで学んだはずです。
ほとんどの理論書でKey in Cで解説されているのでそれも当然でしょう。
しかし、その弊害もあると思います。
Key in C以外の調のコード進行の理解が深まっておらず
演奏や作曲の際に苦労するということがあると思います。
初心者であっても様々な調のコード進行の理解を深めることが大切なのです。
今回は私が使っているSibelusという楽譜作成ソフトで解説します。
まずはKey in C(ハ長調)でコード進行を作ります。
コードネームを自動で判別してくれる機能がありますのでそれを使うと便利です。
その進行をコピペしておきましょう。
移調したい小節を選択します。上の図なら2段目の小節ですね。
ここで好きな調に移調させます。
ためしにKey in D(ニ長調)に移調させて見ましょう。
音符入力→トランスポーズ→Dメジャー→OKの順で進めます。
すると、コード進行が自動に変換されるだけでなく
コードネームも変換されるのです!
調号の設定は最後にした方が分かりやすいので今はそのままでいいです。
他の小節も同じやり方で移調させます。
最後に調号の設定をして終わりです。
調号→その他のオプション→キーを選び左下の非表示にチェックを入れOKで完了!
もちろん響きを聴くことも出来ます。
あとはこれを印刷してファイルに入れ、ひたすら練習するだけです。
いかがですか?ソフトを使えばほんの数分でオリジナルの練習曲を作れます。
移調は手書きでも出来ますが、ソフトを使ったほうが圧倒的に手軽ですよ。
今の自分に必要な練習曲が常に販売されているかというとそうでもないでしょう。
全調のツーファイブの練習をしたいとか、テンションノートを含んだコードの練習をしたいとか
求める練習曲は人それぞれですよね。それならば自分で作ってしまえばいいのです。
DAWのソフトを持っていても楽譜作成ソフトを所持している人は少ないと思います。
私のブログではいつも言っているのですが楽譜を読んだり書いたりすることはとても大切なことだと思います。
コードの連結やトップノートの動きで響きが大きく変わるのです。
DTMが主流になっているからこのことを声を大にして言いたいです。
コード進行の練習曲だけでなく自分で曲を作るときにも楽譜作成ソフトを使うのをおすすめします。
他のパートとの兼ね合い、音の濁りの原因などがすぐに目で確認できます。
あなたも興味があればぜひ楽譜作成ソフトの購入を検討してみてください。
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