初心者必見の6つの作曲方法!どこから作曲すればいいのかを教えます

初心者の方が作曲を始めようとするときに、何から始めればいいのか
分からずに、悩んでしまうことがあります。

「メロディーを先に作ったほうがいいのか、コード進行を先に作った方がいいのか分からない」
悩んだまま、手が止まってしまうこともあります。

そこで今回は、初心者が習得しておくべき5つの作曲方法を紹介します。
この記事を読んで、自分に合った曲の作り方を見つけてください。

作曲方法について知っておくべきこと

具体的な作曲方法を紹介する前に知っておくべきことがあります。

「メロディーとコード、どちらを先に作ればいいのか?」
このような疑問を抱く人がいますが、結論から言うとどちらが先でも構いません。

作曲の方法は複数あり、どれが正しいということはありません。

1つに絞る必要もありません。
複数の作曲方法を習得しておくと、
曲作りに活かしていくことが出来ます。

作曲方法① 曲先

曲先は鼻歌などでメロディーを作ってからコードを付けていきます。
そのあとに作詞したり編曲を行います。曲が先というそのままの意味です。

メロディーが出来たら、鍵盤楽器を使ってコード進行を付けていきます。

理論に基づきコード進行を作ることもできますが、
初心者の方は
感性に頼って作曲するのがいいのではないでしょうか。

メロディーを歌いながら、ギターでコード進行を演奏します。
しっくりくれば合っていると判断していいでしょう。

ピアノの場合は、右手でメロディーを弾いて、左手でコードを弾きます。
合わなかったら別のコードを試してみるというやり方です。

または、右手でメロディーとコードを両方鳴らします。
コードのトップノートをメロディーにして、その他はコードトーンを
鳴らすのです。左手はコードのルート音を弾きます。
私はこれで何曲も作曲してきました。

自分の作ったメロディーがよく分からないこともあるかもしれません。
音程やリズムがはっきりとしないので、コードを付けることに苦労するかもしれませんね。

その場合はソフトにメロディーを打ち込んでみましょう。
楽譜を見ながら、コードを付ける方法もおすすめできます。

あわせて読みたい
印象的なメロディーの作り方は○○が鍵を握っている【作曲講座】

 

・作曲方法② コード進行を先に作る 

楽器でコード進行パターンを弾きながら鼻歌でメロディーを作るやり方です。
コード進行を先に作るやり方は、プロでもやっているので真似してみてください。

既存曲のコード進行を弾いてみて、それに合わせてメロディーを作るのもいいでしょう。

コード進行とメロディーを合わせてみたが、上手くいっているかが分からない場合は、
やはりソフトに打ち込んでみるのがいいでしょう。
打ち込まれたメロとコードを客観的に聴いてみるといいですよ。

このときに理論の知識があると、何が原因で上手くいかなかったのかが分かります。
感性頼りの作り方だと、原因を突き止めるのが難しいかもしれませんね。

あわせて読みたい
【コード進行のまとめ】初心者が覚えるべき8つのパターンを紹介!!

 

・作曲方法③ ドラムのリズムパターンを先に作る

テンポを決め、リズムパターンを作ってからメロを作るやりかたです。
BPMを設定し、ドラムのフレーズを作り、それに合わせてメロディーを乗せます。

リズムパターンとコード進行が出来れば、ベースのフレーズも作れます。
ここまで行けばだいぶ曲の形が出来ます。

それからメロディーを考えるのも良いやり方と言えます。

曲のジャンルによって、使用されるリズムパターンが決まります。
よく分からないのであれば、自分が作りたい曲と近い曲を、プロが作った曲から探し出し、
その曲のリズムパターンやテンポなど吸収できる点は全て吸収しましょう。

あわせて読みたい
ドラムの作曲『リズムパターン』を覚えよう!!【編曲初心者講座】

 

作曲方法④ 詞先

作詞を先に行っておいて、それから作曲する方法です。
字数が決まっているので、この方法がやりやすいという人もいます。

完成した詞から、曲をイメージするというやり方も覚えておいて損はしません。

曲のタイトルが決まっていれば、テーマが決まっていると思いますので、
作曲しやすいという人もいるでしょう。

作曲方法⑤ 映像作曲 

あなたが作った曲はいったい誰が歌うのでしょうか?
それを意識して作曲していますか?

初心者のうちはひたすら自分が作りたい曲を作ればいいのですが、
プロの作曲家を意識したときに、自分が作った曲を誰が歌い、演奏し、
そしてどんな人が聴くのかを意識しなければいけません。

優れたメロディーを生み出したとしても、提供するアーティストの
イメージ、世界観に合わなければ採用されることはありません。

そこでおススメなのが映像作曲です。

映像作曲というと、劇伴をイメージするかもしれませんね。
映画やドラマ、ゲームのBGMというのは、その映像(シーン)に合った
曲を作る必要があります。このやり方を応用します。

誰かをイメージして作曲するならば、そのアーティストのMUSIC VIDEO
音量を0(ミュート)にして流し、その映像に合うような曲を作る方法です。

デモ音源が出来たら、その音源を提供するアーティストのMUSIC VIDEO合わせて流してみてください。
違和感が感じられないのであれば、上手に作れているということです。

・作曲方法⑥ 脳内作曲

提供するアーティストが決まっているなら、
そのアーティストの歌声に合わせて脳内で曲を作ります。
曲を作ってから歌わせてもいいでしょう。

例えばB'zの稲葉さんの声をイメージして、その声を使って作曲します。

出来る人と出来ない人がいるかもしれませんね。
個人的にはおススメの作曲方法なので、試してみてください。

伴奏がうまく作れないときは○○を動かそう

作曲というよりも編曲の話になりますが、伴奏がうまく作れないという
悩みを抱えている方もいるでしょう。
そんな時には体を動かし、楽器を演奏するフリをしてみましょう。

エアギターのようなことをするということです。

曲のメロディーに合わせて楽器を演奏するフリをすると、
どのような伴奏が曲に合うのかが分かります。

このときに例えばシンコペーションのときにどのような伴奏が
合うのかが意外と分かったりするのです。

ピアノでも同じです。曲を聴きながら伴奏を弾くふりだけをします。

「ここはもう少し静かな伴奏がいいかな」

とか

「このタイミングで高音のフレーズ入れられそうだな」

という感触が得られれば成功です。 

ドラムの場合は体を動かすのもいいですし、ボイスパーカッションで
リズムパターンを考えるのも効果的です。

「ドン、チッ、タン、チッ、タタタタタタドン」
という風に行ってみてください。

カッコいいフィルインが思いつくかもしれませんね。
試す価値はありますので、ぜひやってみてください。

あわせて読みたい
今まで投稿した音楽理論の記事はこちらから読めます。

 

作曲方法のまとめ

作曲方法のまとめを紹介します。

  • 曲先
  • コード進行を先に作る
  • ドラムのリズムパターンを先に作る
  • 詞先
  • 映像作曲 
  • 脳内作曲

一つのやり方に固執すると、行き詰まる可能性があります。
ですから、複数の作曲方法を習得しておくことが大切です。

これらの全てでなくてもいいのですが、複数のやり方を試し、
自分に合った作曲方法を見つけましょう。

スランプに陥った時などは、別の作曲方法を試すことで、
抜け出すことが出来るかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あわせて読みたい
今まで投稿した作曲の記事はこちらから読めます。

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. DTMで作曲を行っていく上で欠かせない知識は様々あります。その中でも『オートメーション』の知識が…
  2. 2018年8月8日。あいみょんの『マリーゴールド』がリリースされました。あいみょんは新世…
  3. 曲を作り続けて量産すれば、作曲の実力が上がるのでしょうか?「いい曲を作りたければとにかくひたすら…
  4. 初心者の方が作曲を始めようとするときに、何から始めればいいのか分からずに、悩んでしまうことがあり…
  5. ダイアトニックコードだけの進行では物足りなさが出てきて他のコード理論も学ぶことになるのは当然のこ…
  6. 今回は米津玄師の『LOSER』のレビューを行います。米津玄師の『LOSER』作詞・作曲:…
  7. 今回のテーマは「裏コードを使ったときに何のスケールを使ってフレーズを作ればいいのか」です。…
  8. 王道進行とか小室進行、カノン進行など様々なコード進行がありますが結局、最後にはツーファイブワン(…
PAGE TOP